鏡山審判部長、日馬に“品格”要求

 「大相撲秋場所」(9日初日、両国国技館)

 綱とりに挑む大関日馬富士(28)=伊勢ケ浜=が7日、「品格」を求められた。両国国技館で秋場所の取組編成会議に臨んだ鏡山審判部長(元関脇多賀竜)が、大関のだめ押しに苦言を呈した。また、昇進に値する勝ち星は優勝を争った上での13勝とした。初日の相手は新小結碧山、2日目の相手は阿覧に決まった。横綱白鵬は初日に小結栃ノ心、2日目に東前頭筆頭の松鳳山の挑戦を受ける。

 鏡山審判部長が日馬富士に苦言だ。「横綱は品格と力量が抜群であることが条件。品格がひどかったらね。いら立って、だめ押ししてるようじゃあ、厳しい見方も出る」。勝ち星に加え、品格を要求した。

 日馬富士はだめ押しの常習犯。3度目の優勝を全勝で飾った先場所は、初日に碧山を押し出すも、後ろ向きになった相手の背中を両手で突き飛ばした。土俵下の松ケ根審判長(元大関若嶋津)に注意を受けた。今場所も初日の相手は碧山だ。

 大関はこの日、都内の部屋で宝富士らと11番取るなどして調整。「順調に仕上がった。あとは集中」と胸を張る一方、先場所の碧山戦を「そういうのは気にしない。一生懸命やる」と、だめ押しを反省する様子はなかった。「兄貴」と慕う元横綱朝青龍のように、品格が問題視されるのは避けたいが…。

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