旭天鵬、38歳バースデーを白星で飾る
「大相撲秋場所5日目」(13日、両国国技館)
旭天鵬が隆の山を寄り切りで下して5連勝。38歳の誕生日を白星で飾った。「1歳の息子(長男蓮くん)が相撲を分かるようになるまでやりたい」と、引退とは無縁の元気さ。横綱白鵬も「オレのあこがれ。(相撲への情熱は)今のところ、負けてるかな」と舌を巻くほどだ。
37歳は激動の1年間だった。大島部屋の閉鎖に伴って友綱部屋へ移籍。夏場所で幕内最年長優勝を記録したが、次の名古屋場所では初日から13連敗。「これからも、いろんな経験をして充実させたい」と、すべてを前向きにとらえる。
6日目は隠岐の海と全勝対決。相手は「勉強するつもりで」と謙虚に話した。部屋の若い衆からルイ・ヴィトンのバッグをプレゼントされたベテランは「立ち合いで当たって前へ出られている。だから、流れもリズムもいい」と自信にあふれていた。