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隠岐の海、無念「もったいない」

　隠岐の海を上手投げで投げる日馬富士（右）。微妙な判定に物言いがつくも、日馬富士の勝ちとなる（撮影・吉澤敬太）
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　「大相撲秋場所１１日目」（１９日、両国国技館）

　綱とりに挑む大関日馬富士が、隠岐の海を上手投げで下した。土俵際まで追い込まれ、捨て身の投げ技で逆転。唯一初日から１１連勝とし、横綱昇進の目安とされる１３勝に“マジック２”とした。

　隠岐の海が全勝の日馬富士を追い込みながら、土俵際で暗転した。大関の攻めをしのぎ、逆にもろ差しにして前に出たが、捨て身の上手投げを浴びて左ひじを先についてしまった。支度部屋では「勝ったと思ったのにな。手がついてますね。もったいない」と、興奮を隠せなかった。しかし力を出し切った相撲内容には納得顔で「悔しいけど気分はいい」と話した。

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