伊勢ケ浜親方、緊張空気和ます

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が24日、両国国技館で開かれ、秋場所で2場所連続全勝優勝を果たした大関日馬富士(28)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜=を満場一致で横綱に推挙し、昇進が事実上決定した。26日の九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)の番付編成会議と理事会で昇進が正式決定する。新横綱の誕生は07年の白鵬以来5年ぶりで、史上70人目。伝達式の口上には、大関昇進の際と同じ、身上でもある「全身全霊」を使うことが決まった。

 伊勢ケ浜親方が、緊張した空気を和ませた。吉報を硬い表情で待つ日馬富士。報道陣も一言も発せず、部屋は静まり返っていたが、おもむろに「最初にしゃべった人が負けね」と話し、笑いを誘った。再び静まり返る中、ある記者が電話すると「あんたの負けだ!!」と指摘し、笑いを呼んだ。部屋を興して20年目の悲願達成。弟子の土俵入りについて「一門は不知火型だから。自分の型を教えてあげたい」と感慨深げだった。

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