新横綱・日馬「うれしい」曙助言に感激
大相撲の秋巡業は7日、群馬県藤岡市で行われ、新横綱の日馬富士が精力的に体を動かした。体調不良の大関陣が6日の長野市に続き、朝稽古で相撲を取らなかったが「みんなが治るまで、お客さんを喜ばせるのも僕の役目」と、最高位の自覚をにじませた。
幕内豊ノ島と11番続けて取った後も30キロの砂袋を担いでのスクワット、ゴムチューブを使ったトレーニングで汗を流した。品格を疑われるような荒々しい姿も見せていない。「みんなの見本になる」という誓い通り、土俵内外で黙々と務めを果たしている。
初の外国人横綱で、プロレスラーの曙が勧進元の招待で来場した。「周りはいろいろ言うが、自分なりに横綱としての形を築けばいい」と助言。日馬富士は「横綱になった人にしか分からない世界がある。うれしい」と感激していた。