九州場所の新弟子は1人…ワースト更新

 「大相撲九州場所」(11日初日、福岡国際センター)

 日本相撲協会は31日、九州場所の新弟子検査申し込みを締め切り、応募者は1人だけだった。今年の新弟子数は、先場所まで55人。年6場所制が定着した58年以降の最少は昨年の60人で、2年連続のワースト記録更新が決まった。

 2007年の力士暴行死事件以降、野球賭博など度重なる不祥事が重なり、応募者は減少の一途。協会は今年夏場所から新弟子検査の体格基準を緩和し、体の小さな希望者に対する運動能力テストを廃止して門戸を広げたが、実らなかった。

 若貴ブームに沸いた92年には年間223人の新弟子数を誇った大相撲。九州場所に限っても、99年の2人を下回る過去最少となり、九州場所担当の楯山部長(元関脇玉ノ富士)は「親方衆はもっと勧誘していかないと。スーパースターが出てくれれば」と危機感を募らせた。

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