日馬が昇進を実感 横綱会に初出席
大相撲の新横綱日馬富士(28)=伊勢ケ浜=が6日夜、福岡市内の料亭で行われた横綱会に、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と一緒に初めて出席した。先輩と約2時間の会食を楽しみ「光栄です」と緊張した面持ちで横綱昇進を実感した。
横綱会は横綱経験者を会員とする親睦団体。日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)をはじめ九重親方(元横綱千代の富士)、貴乃花親方(元横綱貴乃花)ら歴代横綱が集まる会合に、現役では白鵬と並んで加わった。
この日の朝は、福岡市東区の鳴戸部屋へ2日連続で出稽古した。稀勢の里と鶴竜の2大関を相手に申し合いで18番とり、稀勢の里に8勝3敗1分け、鶴竜には5勝1敗と圧勝。息を切らせた日馬富士は「稽古は疲れないと意味がない。明日も来る」と順調な仕上がりをアピールした。