かど番琴欧洲が5勝目 大関対決制す
「大相撲九州場所6日目」(16日、福岡国際センター)
かど番の琴欧洲が鶴竜を下し、00年九州場所(出島‐魁皇)以来、12年ぶりに6日目に組まれた大関対決を制した。
琴欧洲は「慌てなかった。動きの速い相手だからね」と納得の内容。体勢を低くして頭を相手の胸につけ、慎重に相撲巧者を押し出した。5勝目を挙げ、かど番脱出も見えてきたが「自分の相撲を1日1番集中して取りたい」と気を引き締めた。
6日目の大関対決について、琴欧洲は「いつか当たる相手。そんなに意識してない」と話した。「頭をつけられ、あれを自分がやらないと」と取組を悔やんだ鶴竜も「早くなっただけ。いつも通りだった」と、影響は否定した。