日馬連敗 支度部屋で、風呂場で絶叫
「大相撲九州場所12日目」(22日、福岡国際センター)
横綱日馬富士は関脇妙義龍にすくい投げで敗れ、平幕の千代大龍とともに3敗に後退した。
日馬富士は取組後、支度部屋に戻ると「アー!!」と、母国語らしき叫び声を上げた。風呂場からも絶叫。連敗で白鵬と2差の3敗目を喫した。3連覇どころか、新横綱として「責任」と話す、千秋楽までの優勝争いすら厳しくなった。
妙義龍と投げの打ち合いに屈し、物言いがつくも軍配は覆らなかった。「まわしを取って勝ったと思った。安心してしまった」と唇をかんだ。
朝稽古では、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が今場所初めて横綱を直接指導。「調整は任せる」と話していたが、前日までに横綱が稽古を4日休んだため方針転換。「立ち合いに厳しさが足りない」と、指摘した不安は的中した。