白鵬有終14勝 横綱対決制した
「大相撲九州場所千秋楽」(25日、福岡国際センター)
16場所ぶりの横綱対決は白鵬が制した。最後は左四つにすると、右の下手投げで日馬富士をねじ伏せた。「今年最後の一番は白星で終わりたかった。新横綱の存在は大きく、自分をあらためて燃えさせてくれた」。14勝目を挙げて、23回目の優勝に花を添えた。
表彰式では4場所ぶりに賜杯を抱き、決意を新たにした。「北の湖理事長の24回、朝青龍関の25回を狙っていきたい」。来場所も優勝すれば、通算24回目で北の湖(元横綱)の記録に並ぶ。「賜杯をもらう時に、理事長と目が合った。『良かったな』『これからも頑張れ』みたいなメッセージを感じた」。期待を力に変えて、新年に備える。