貴乃花親方、日馬へ“自己流”のススメ
大相撲の貴乃花親方(40)=元横綱=が7日、新横綱として臨んだ九州場所で9勝6敗に終わった日馬富士に“自己流”の勧めを説いた。
同親方はこの日、都内で自身初の自伝「生きざま」、児童向けノンフィクション「一生懸命」(ともにポプラ社、14日発売)の刊行に伴い会見。日馬富士について「体重も軽く、苦労したと思う。気迫で取る力士だから、横綱だけど来場所は受け止めようと考えず、向かっていく姿を期待している」と話した。横審などから出た厳しい意見についても「受け止めるのは当然だが、きれいな気持ちで土俵に上がってほしい」と平常心を求めた。自身は引退して10年。自伝には、父で師匠の亡き初代貴ノ花(元大関)への思いを軸にした半生をつづり、「あきらめない心を伝えたかった」と話した。