元朝青龍が日馬に「2場所目が勝負」
大相撲秋場所後に第70代横綱に昇進した日馬富士(28)=伊勢ケ浜=の昇進披露祝賀会が9日、都内で行われ、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)、横綱白鵬ら約1600人が祝福した。
同じモンゴル出身で、元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(32)は「横綱は2場所目が勝負。1月(の初場所)が終わってから、横綱か大関(の器)なのかを判断してほしい」と、九州場所を9勝6敗に沈んだ弟分にゲキを飛ばした。
自身も新横綱の場所(03年春)は10勝止まりで「初めは難しい」と同情した。日馬富士に苦言を呈した横綱審議委員会に対しては「相変わらずだな」と、自身の現役時代を踏まえて注文をつけた。
日馬富士は「期待に応えられるよう一生懸命、努力したい。自分を磨いて感動と喜びを与える相撲を取りたい」と誓っていた。