元横綱武蔵丸の大島親方が独立準備

 米国ハワイ州出身で大相撲の幕内優勝12回を誇る元横綱武蔵丸の大島親方(41)が、部屋付き親方を務める藤島部屋から、独立の準備を進めていることが18日までに分かった。きっかけは6月に角界入りを目指してハワイから来日した、おいのフィアマル・ペニタニ君(17)の存在。外国人力士は1部屋1人に制限されており、入門先が見つからなかった。そのため、自らが独立して師匠になる意欲が高まった。藤島部屋内での調整も進んでおり、新たな入居物件も数件まで絞った。

 現役時代の師匠・武蔵川親方(元横綱三重ノ海)は10年秋場所後、藤島親方(元大関武双山)に部屋を譲り、来年2月4日に定年を迎える。大島親方はその後、名跡を現在は借りている「大島」から継承する「武蔵川」に変更して、独立の準備が完了する。

 藤島部屋で生活しながら稽古に励むフィアマル君が入門するが、藤島部屋に内弟子がいないため、大島親方は先月から新弟子のスカウト活動を本格化させた。新弟子の獲得を待って、新生・武蔵川部屋が誕生することになりそうだ。

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