把瑠都、大関復帰へ豪快白星スタート
「大相撲初場所初日」(13日、両国国技館)
左足負傷により、2場所連続で途中休場して関脇に降下した把瑠都が、大関復帰ノルマの10勝へ白星発進した。左四つの形を豊響に許したが、強引な上手投げで裏返しにした。「ケガは大丈夫だと思う。ちょっと緊張したけど白星で良かった」と振り返った。
応援が身に染みた。大関以上の特権である地下駐車場を利用できなくなった。地上の入場門から姿を見せると、ファンの大声援が飛び「どんな顔すればいいのかな?」と笑った。土俵に上がると、さらに大きな声援に包まれた。「メッチャうれしかった。まだ、私のことを忘れていなかった。ありがたかった」と感謝した。
過去16度で5回しか大関に復帰した例はない。2日目には早くも大関琴奨菊と対戦する。「いつかは当たるから」。平然と流してみせた。