【頑張れ高見盛1】報道陣は異例の数

 「大相撲初場所初日」(13日、両国国技館)

 幕下に陥落すれば、現役引退を公言している十両高見盛(36)。十両12枚目で臨む初場所は下に2枚しかなく、関取を維持するには7勝か、他力本願でも最低6勝が必要な状況だ。角界随一の人気を誇る36歳。デイリースポーツは、土俵際に追い込まれている大ベテランの15日間を追いかける。

 今場所の注目の高さをうかがわせた。黒星発進となった高見盛。支度部屋を出た場所での取材は、18人もの報道陣に囲まれた。十両力士の初日の取組後としては異例の数。観客にとどまらず、すべての目が36歳の大ベテランに注がれている。

 相手は自身より62キロも重い、214キロの徳真鵬。立ち合いは気合が入りすぎ、先につっかけて待ったが2度。3度目は立ち遅れた。のど輪で押し込まれた土俵際、もろ差しになったが、反撃できずに寄り切られた。

 「緊張する」という初日。立ち合いについては「焦っていた。(3度目は)じっくり見なきゃ、と思った。あの形になると、のど輪を外さないと何もできない」とうなだれた。そして、「今日は今日、明日は新しい気持ちでやっていく」と言葉を絞り出した。

 大切な場所だと思うが?、との問いに「いつもいつも負けられない、と思ってやっている」とポツリ。逆境を乗り越えてきたのが高見盛。2日目から巻き返していく。

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