不覚白鵬「う~ん」予期せぬ敗戦
「大相撲初場所3日目」(15日、両国国技館)
平幕の妙義龍が横綱白鵬を一方的に押し出す大波乱。初黒星の白鵬は、昨年秋場所の栃煌山以来、自身8個目の金星を配給した。
不覚の1敗だ。白鵬は立ち合いで右から張り差しにいったが、妙義龍の鋭い突っ込みに後手を踏んだ。まともに引いたところを前へ出てこられると土俵際で懸命に回り込もうとして右足が土俵を割ってしまった。「ちょっと見てしまった。相手が鋭かった?まあ、そういうことになりますね」と自分に言い聞かせるように話した。序盤戦に黒星を喫するのは、昨年夏場所初日で安美錦に敗れて以来。油断したのかと問われて「う~ん、何だろうね」とポツリ。予期せぬ敗戦に最後まで表情はさえなかった。