【頑張れ高見盛4】右肩痛でも3連勝
「大相撲初場所4日目」(16日、両国国技館)
勢いづいてきた。高見盛は琴禮に勝って、2日目から3連勝とした。立ち合いからもろ差しにすると、胸を合わせ一気の寄り。土俵際で投げを打たれたが、体を預けて浴びせ倒した。「どうなるかと思ったが力は入った。組まないと勝てない。痛いけれど踏ん張れた。まだ、先は長い」。14日夜から痛みだした右肩のテーピングが痛々しい。引退を回避する十両残留には7勝が必要だが、冷静に先を見据えた。
3連勝にも「運がいいだけ」と笑顔はなし。験を担いで2日目からヒゲをそらず、運気を逃さないため外出もしない。バラエティー番組を好んで観賞する36歳は、覚悟を問われると「ただ生きていたいだけ。自分らしく」と口元を引き締めた。