【頑張れ高見盛11】幕下陥落“土俵際”

 「大相撲初場所11日目」(23日、両国国技館)

 負け越した高見盛は、支度部屋から出ると、待ち構える報道陣に対応した。今場所最多の43人。普段でも20人前後に囲まれるが、2倍近い人数が敗戦の重みを物語っていた。引退を回避する十両残留には7勝が必要。もう、1敗もできなくなった。

 幕下千昇に惨敗した。立ち遅れて左は差すも後退。残しきれずヒザから崩れ落ちた。「うまく入ったけど…。力が伝わらない。無心で思い切りぶつかるしかない」と、うつむいた。日増しに大きくなる声援にも「考える余裕はない」と答えた。

 年末に背中を手術して入院中の師匠の東関親方(元幕内潮丸)からはメールで激励されている。「まだ相撲を取らなきゃいけない。気力?あります」と断言。無数のカメラに向け「フラッシュがきつすぎる。目が痛いんだけど!」と、いら立ちながら引き上げた。7連敗。1勝が遠い。

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