把瑠都6敗…大関復帰ならず
「大相撲初場所13日目」(25日、両国国技館)
ついに力尽きた。大関復帰を目指した把瑠都が高安に寄り切られて6敗目。来場所の大関復帰はならなかった。
足に力が入らない。立ち合いでやや後手を踏み、左四つ右上手の万全の体勢を許した。土俵際ですくい投げを打ったものの、左足が先に土俵の外に出てしまった。
苦笑いを浮かべながら引き揚げてきたが、支度部屋では気落ちした表情は隠せない。「(四つに)組みにくるとは思わなかった。離れて相撲を取りたかった」と振り返り、大関復帰が消滅したことに関しては「残念です」と声を振り絞った。
再び大関に戻るには、3場所連続で2ケタ勝利以上を残すことが前提条件。北の湖理事長は「今場所は上がるチャンスだったが、一からやる方がもっと厳しくなる」とイバラの道を示唆した。「あと2日、頑張る」と前を向いたエストニアの怪人。逆襲の時は来るのか。