横審、全勝V日馬称賛 大関陣には苦言

 大相撲初場所の横綱審議委員会が28日、東京・両国国技館で行われ、15戦全勝で横綱として初めての優勝を決めた日馬富士を絶賛する声が相次いだ。今回で委員長を退任する鶴田卓彦氏(元日本経済新聞社会長)は、「高く評価していいんじゃないか。よく奮起してくれた。素晴らしい成果だ」と手放しで褒めたたえた。

 また、新委員長に就任した内山斉氏(読売新聞グループ本社顧問)は、日本人横綱の誕生を切望。「横綱を倒そうという気迫が足りないのではないか。相撲人気を持続させるためにもぜひ国産の横綱を」と稀勢の里、琴奨菊らに期待を込めた。

 なお、鶴田氏に加え沢村田之助氏(歌舞伎役者)、船村徹氏(作曲家)も任期満了に伴い委員を退任した。

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