横綱初優勝に日馬富士「ほっとした」
大相撲初場所で2場所ぶり5度目の優勝を全勝で飾った横綱日馬富士が千秋楽から一夜明けた28日、東京・江東区の伊勢ケ浜部屋で会見した。昇進2場所目での横綱初優勝を「ここち良い疲れ。ほっとしています」と、充実の表情を見せた。
新横綱場所の昨年九州は9勝に終わり、各地で批判を浴びたが「そう言ってもらえることで頑張れた」と奮起。失地回復に成功した。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「絶対に巻き返すと思っていた。精神力が強いから」とたたえた。自身の優勝回数を1つ上回った弟子に対し「もう5回優勝できるように。これで終わりじゃない。始まりと思って頑張ってもらいたい」とV10を指令。体重増と筋力アップを課題に挙げた。
春場所では、白鵬が18場所守った東の正位に就く。「まだ座ったことがないので楽しみです。一生懸命頑張ります」と誓った。白鵬との“鵬馬時代”が続きそうだ。