稀勢誓う!大阪で大鵬さんにV捧ぐ

 大相撲の大関稀勢の里(26)=鳴戸=が2日、19日に死去した32回の最多優勝を誇る元横綱大鵬、納谷幸喜さん(享年72)への敬意を改めて口にした。二所ノ関一門の後輩として、春場所(3月10日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)での初優勝を誓った。

 この日は故郷・茨城県の牛久警察署で一日署長を務めた。交通安全を訴えた大関は「故郷に帰ってきて、大役を務められるのはうれしいですね」と笑顔を見せた。先月30日に納谷さんの通夜に参列すると、翌日に政府が国民栄誉賞を授与する方針を示した。「改めて偉大な方だと感じた。国民栄誉賞もすごいこと」と感激をあらわにした。

 イベントで大関と同席し、後援会にも協力する牛久市の池辺勝幸市長は「まず優勝して、次は横綱を目指してほしい」と期待を寄せた。優勝を果たせば「当然、話は出てくる」と市民栄誉賞を授与する方針を示した。

 納谷さんとは規模が異なるが、優勝して栄誉賞を授かれば、久しく途絶える国産横綱へと夢も膨らむ。大関は「期待を裏切り続けている。今度こそ期待に応えたい」と誓いを新たにした。

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