白鵬、日馬富士は「雲の上の人」だった
「NHK福祉大相撲」(9日、両国国技館)
白鵬(27)=宮城野、日馬富士(28)=伊勢ケ浜=の両横綱対談が、東京・両国国技館で行われた「NHK福祉大相撲」のステージで初めて実現した。
初土俵は日馬富士より1場所遅い01年春場所だった白鵬は、新弟子時代には「雲の上の人でした」と実力差があったことを明かした。一方で横綱昇進は約5年半早かったことには「私はまじめだったが、日馬富士関は遊んでいたのかな」と“批判”して、館内を盛り上げた。
日馬富士は、モンゴル相撲の横綱でレスリング五輪銀メダリストを父親に持つ白鵬に対して「生まれ持ったものが違うと思った」と持ち上げ、「自分は一日の稽古を耐えることだけを考えていた」と胸中を明かした。
8日までモンゴルに緊急帰国していた白鵬。泥酔して転倒し、頭と脇腹を負傷した父親のムンフバトさん(71)を見舞っており、「最初は思ったより悪かったが、少し良くなってきた」と話した。医者嫌いで通院しない父を春場所(3月10日初日、大阪・ボディメーカーコロシアム)前に東京に呼び寄せ、検査を受けさせる方針を明かした。