全勝優勝翌場所も日馬また“クンロク”

 「大相撲春場所千秋楽」(24日、ボディメーカーコロシアム)

 日馬富士が再び“クンロク”に落ちこんだ。白鵬を押し込む場面もあったが及ばず、新横綱として臨んだ昨年九州と同じ9勝止まり。先場所の全勝優勝から暗転し「押したかったが押し切れなかった」と、うつむいた。高安戦で左足首、把瑠都戦で右膝を痛めたことを明かし「心と体を鍛えたい」と反攻を誓った。北の湖理事長(元横綱)は「安定感がほしい。気迫を持って土俵に上がらないと」と注文した。25日の横綱審議委員会でも批判を受けることは必至。夏場所は背水の陣で臨むことになる。

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