白鵬、大鵬さんの形見分けに感激
大相撲春場所で通算24度目の優勝を果たした横綱白鵬(28)=宮城野=が千秋楽から一夜明けた25日、“角界の父”と敬愛していた元横綱大鵬、故納谷幸喜さんの形見分けに感激した。大阪府堺市内での会見前に、妻の納谷芳子さんの訪問を受け、故人が横綱時に用いた腰ひもを贈られた。
千秋楽の優勝インタビュー中、大鵬さんへの黙とうを行った白鵬は「宝物です。ピッタリでした。『お前がつけて頑張れよ』というメッセージなのかな」としみじみ。芳子さんから「天国の親方とつながっているのでは」と言葉を贈られた。
史上最多9度目の全勝優勝。「荒れた春だったけど、白鵬だけは荒れなかったね」と胸を張り、夏場所(5月12日初日・両国国技館)を見据えた。