日馬富士、右足首じん帯切れていた
大相撲の春巡業の2日目となる姫路場所が1日、兵庫県姫路市立中央体育館で行われた。同巡業は、市内の播磨国総社で20年に一度行われる祭礼「三ツ山大祭」(3月31日~4月7日)に合わせて計画された。
横綱日馬富士が、痛めている両足首の状況について明かした。朝稽古では新入幕が濃厚な十両千代鳳に胸を出したが、申し合いは回避。「(右足首の)じん帯を2つ切っている。足首は使うから、どうしても治りが遅くなる。稽古は好きだから我慢するのもイライラする。それが一番辛い」と説明した。
10年九州場所の2日目に右足首を負傷し、4日目から休場した。その後は電気治療、マッサージ、湯治、漢方薬治療と、あらゆる手を尽くしているが慢性化している。春場所では9勝6敗に終わった。「言い訳になるから」と、けがのせいにはせず「来場所頑張ります」と再起を誓った。