武蔵川親方11年ぶりにまわし姿を披露

 4月に武蔵川部屋を再興した武蔵川親方(41)=元横綱武蔵丸=が30日、東京・江戸川区の部屋で久しぶりにまわし姿を披露した。1日に夏場所の新弟子検査を受けるハワイ出身のおい、フィアマル・ペニタニ(18)のぶつかり稽古で胸を出した。

 親方は「胸を出すのは11年ぶりくらいかな。基本をしっかり覚えさせたい」と話した。引退した2003年に237キロだった体重は、現在約150キロ。フラフラになるまで、みっちり稽古をつけたおいについては「オレを押せないようではまだまだだな」と笑った。

 昨年6月に来日し、独立前は藤島部屋で稽古を積んできたフィアマル。ビザの関係で初土俵は7月の名古屋場所になる予定。身長190センチ、体重138キロの立派な体格だが「親方は強いです。手が大きくて重い」と、優勝12回を誇る叔父の偉大さを体感した様子だった。

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