元琴光喜が初出廷、解雇無効を訴え
野球賭博に関与したとして、2010年7月に日本相撲協会を解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏(37)が、解雇無効を求めた裁判の口頭弁論が9日、東京地裁で行われ、田宮氏が初めて出廷した。長髪を維持したままで、自身が協会に野球賭博への関与を認めたのは、当時の理事長・石山五郎氏(前武蔵川親方)から「厳重注意処分で済ます」と言われたため、と処分撤回を訴えた。協会からは当時の事業部長、出羽海理事(元関脇鷲羽山)が証言台に立ち「もっと早く正直に話してくれれば。解雇処分は仕方なかった」と話した。