妙義龍“張り手対策”奏功2個目金星
「大相撲夏場所2日目」(13日、両国国技館)
横綱日馬富士は平幕の妙義龍に押し出され、早くも初黒星を喫した。
妙義龍が会心の内容で2個目の金星を獲得した。日馬富士の左からの張り手を冷静にかわすと一気のはず押しで追い込んだ。座布団が乱れ飛ぶ中で勝ち名乗りを受け「張り手がくるのは分かっていたこと」と冷静に振り返った。場所前に鳴戸部屋への出稽古で日馬富士の胸を借り、張り手対策を講じていたのだ。
最近3場所は平幕に甘んじているが、次期大関候補に名を連ねる実力者。まずは三役復帰、そして大関を目指すためにも上位の壁をどんどん突き破っていくしかない。「相撲には苦しい場面がたくさんある。自分は思い切って前に出るだけ」とひたすら前進することだけしか考えていない。3日目は白鵬戦。「まだ2日目、これからでしょ」とニヤリ。2日連続で大仕事をやってのけそうなムードを漂わせる。