“新生”武蔵川部屋がうれしい初勝利
「大相撲夏場所2日目」(13日、両国国技館)
元横綱武蔵丸の武蔵川親方(本紙評論家)が独立して再興した武蔵川部屋が、夏場所2日目にうれしい初勝利を挙げた。序二段東97枚目の森宗が、式乃川(式秀部屋)を力強いはず押しから押し倒しで破り見事な白星。師匠にメモリアル勝利をプレゼントした。
「良かったです。立ち合いは少し遅れたけど、前に出て勝つことが出来たので」とホッとした表情。4月20日に江戸川区の新しい部屋に引っ越し、武蔵川親方も11年ぶりに稽古まわしをつけて胸を出すなど意欲的に指導している。
「ありがたいです。親方は普段はやさしいですけど、稽古場では厳しくなりました」と森宗。春場所は3勝4敗と負け越しただけに、「勝ち越せるように頑張りたい」と意欲十分。武蔵川親方は「白星はやっぱりうれしいね。次も一生懸命頑張るのが一番」と弟子たちの奮闘を期待していた。