白鵬、朝青抜いた綱464勝!単独5位

 「大相撲夏場所8日目」(19日、両国国技館)

 横綱白鵬は阿覧を寄り倒し、自身が持つストレート勝ち越しの最多記録(1場所15日制定着以降)を27度目に伸ばした。また、横綱通算464勝とし、朝青龍を抜いて単独5位に浮上した。鶴竜、稀勢の里の両大関も無敗をキープ。1敗はなく、6勝目を挙げた横綱日馬富士、大関琴奨菊ら5人が追う。

 白鵬が難なくストレート給金を果たした。がっぷり右四つから、力強く前に出て阿覧を寄り倒した。「3番目ですね。1番は鶴竜、2番は稀勢の里。ついていくだけ。2人は自分の力を発揮している。前半は硬さがあったけどね」と、無敗の両大関を意識した。

 ストレート給金は27度目、横綱464勝は単独5位になり「いろいろ(記録が)あるんだね。まあ一つ一つの積み重ねですから」と話した。横綱の勝率8割9分6厘(464勝54敗)は、昭和以降では1位の双葉山の8割8分2厘(180勝24敗)を上回る。

 この日は内弟子で新入幕の大喜鵬がようやく初白星を挙げた。「ビックリしたね」と笑いつつ「扉が3つあるんだ。十両は銅の扉。幕内は銀の扉。三役、大関、横綱は金の扉。大喜鵬は初めて銀の扉を開いたんじゃないか?」と話した。

 自身の初日からの最多連敗は、新関脇として臨んだ07年春場所の3。4勝7敗まで追い込まれたが「そこから勝ち越したね。相手は千代大海、出島、琴光喜、雅山。涙が出てしまったな。いい経験だった」と振り返った。朝青龍に並ぶ史上3位、25度目の優勝を目指す今場所。大横綱白鵬は、これからどんな扉を開けるのだろうか。

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