白鵬、貫禄白星!14日目全勝対決へ闘志
「大相撲夏場所13日目」(24日、両国国技館)
横綱の貫禄を示した。白鵬は、琴奨菊の左上手を切ってから右下手を取ると、前に出てきたところを下手出し投げで転がした。「まわしを切ってからの流れが良かった」と勝因を分析。14日目は稀勢の里との直接対決になる。前日に「やりがいがある」と話していた全勝対決に「そういう形になりましたね。(勝敗が)どうなるかは分からないけど」と静かに闘志を燃やした。
いつもは稽古場で朝稽古後の取材に応じるが、この日は外で日光を浴びながら対応した。「しばらく外歩いてないからね。自宅、部屋、国技館で」と気分転換。多少なりとも優勝争いの重圧があることをうかがわせた。
稀勢の里については「雰囲気的に軽いものがあったけど、今場所は重さがある。これが続けば横綱が近い」と警戒する。ただ「立ち合いが良ければ何とかなる自信がある」とも断言。天王山を制するイメージは、すでにできあがっている。