蒼国来、年内里帰り封印で相撲に集中!
「大相撲名古屋場所」(7月7日初日、愛知県体育館)
大相撲八百長問題をめぐる裁判で解雇無効を勝ち取り、名古屋場所から西前頭15枚目で復帰する蒼国来(29)=荒汐=が3日、東京・中央区の部屋で稽古を再開。年内は内モンゴルへの里帰りを封印して、土俵に集中する決意を語った。
てっぽうや、相手の突きをしのいでまわしを取る動きを確認し、汗を流した蒼国来。胸板も随分厚くなり「体が少し元気になってきた」と手応えを実感する。「まずは相撲に集中します。(故郷に)帰る余裕はないです」と覚悟を口にした。
夏場所中は連日、朝の稽古後はジムに通い、午後1時に始まる幕下の取組から結びまで約5時間テレビ観戦。「相手によって、この形にしたら危ないとかが分かった」と成果を得た。5日から時津風部屋へ出稽古を行う予定で「勝っても負けても、思い切り相撲を取れるようにしたい」と誓った。