ジャカルタ巡業の目玉は横綱稀勢の里!?
「大相撲インドネシア・ジャカルタ巡業」(8月24、25日)
名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)で自身初の綱とりに挑む大関稀勢の里(26)=鳴戸=が4日、東南アジアで初開催されるインドネシア・ジャカルタ巡業の“目玉”に指名された。
巡業に参加する幕内力士を対象としたビザ手続き説明会が、東京・両国国技館で行われ、担当する尾上親方(元小結濱ノ嶋)は「そういうふうになってくれれば」と、稀勢の里の昇進に期待を寄せた。貴乃花が2003年1月に引退して以来、10年ぶりの日本人横綱誕生を話題にしたい考えだ。
夏場所で13勝し、高いレベルでの優勝を昇進条件に課せられた稀勢の里。名古屋に向けて「いい成績を出したい」と意欲十分。横綱としてジャカルタ巡業に臨みたいか、と問われると「ふ~ん」と、まんざらでもない様子で笑顔を見せた。
巡業内容は通常の国内巡業と同様に、初っ切りや相撲甚句、横綱土俵入りや取組があり、各場面でインドネシア語による特別解説がアナウンスされる予定。尾上親方は「力士が体調を崩さないように配慮したい」と話した。