白鵬「若返りたい」学生とふれ合い刺激
5月に拓大の客員教授に就任した大相撲の横綱白鵬(28)=宮城野=が11日、都内の同大を訪問した。午前中は東京・文京区のキャンパスで委嘱状の授与式と、学術的にその強さを研究する「白鵬プロジェクト」の概要発表会見に出席。午後は八王子キャンパスを訪れた。
拓大が進める同プロジェクトの研究室を訪問した際は、昨年から名誉監督を務める拓大北海道短大の女子バスケットボール部員と、テレビ画面を通じて言葉を交わした。体育館では寄贈した07年夏場所優勝額の除幕式に臨み、相撲部の稽古や、レスリング部の練習場を見学した。
白鵬は「責任を感じている。相撲界と拓大の発展のために活動したい」と話す一方で「まわしを締めて、稽古をつけてあげたい。日本を引っ張る人材とふれ合って若返りたいね」と笑顔ものぞかせた。
今後は講座「世界の中の日本」を担当。初回の日取りは未定だが、来年3月まで1~3回、教壇に立つ。