白鵬9勝1敗締め!3年ぶり名古屋Vへ
「大相撲名古屋場所」(7日初日、愛知県体育館)
横綱白鵬(28)=宮城野=が4日、名古屋市内の友綱部屋に出稽古し、場所前の稽古を打ち上げた。幕内魁聖、十両旭日松と5番ずつ、9勝1敗だった。場所前に胸を合わせた幕内力士はこの日の魁聖、2日の蒼国来のみ。対戦する可能性のある幕内上位との稽古がなかったのは異例だ。
稽古後は無言だった白鵬。それでも午後に行われた名古屋場所前夜祭の収録では「自分なりにはできたと思う」と、調整面で自信を口にした。「名古屋で3年ぶりに賜杯を抱きたい気持ちです」と、26度目の優勝を誓った。
綱とりがかかる稀勢の里には「先場所の流れを忘れなければ(横綱に)近いのでは」と貫禄のエールも。一方の稀勢の里は「意識しないと言えばうそになるが、いつもの気持ちで臨みたい」と、平常心を心がけていた。