日馬に長男誕生!名古屋3連覇へ吉報

 「大相撲名古屋場所」(7日初日、愛知県体育館)

 横綱日馬富士(29)=伊勢ケ浜=に長男が誕生したことが5日、分かった。先月中旬にバトトール夫人(26)が都内の病院で第3子を出産。母子ともに健康で、名古屋場所3連覇、通算6度目の賜杯へ気持ちを高めた。

 取組編成会議では2日目までの取組が決定し、初の綱とりに挑む大関稀勢の里は東前頭筆頭の豪風、八百長問題をめぐる解雇処分から14場所ぶりに復帰する西前頭15枚目蒼国来は新入幕の徳勝龍と、初日に対戦する。先場所を左膝負傷のため途中休場し、平幕に転落した元大関把瑠都は休場。再出場しなければ、十両転落が確実になった。

 日馬富士は名古屋市内の宿舎で、少し照れながら「男の子なんで元気に、僕の背中を見て育ってくれれば」と喜んだ。長女、次女に続く第3子が6月中旬に誕生。長男をバトエルデネと命名した。モンゴル語でバトは健康を、エルデネは宝物を意味する。

 日本名は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の淳子夫人から「和煌(わこう)」と授かり「いい名前でうれしい。皆が和煌と呼んでいる」と笑顔を見せた。昨年も場所前に次女が誕生して全勝優勝。次場所も全勝優勝し、第70代横綱に昇進した。新たな家族が力になるのは間違いない。

 6月に帰郷した際、3年間通信教育を続けたモンゴル国立法科大学警察法学部の卒業試験に合格した。06年末に交通事故死した父ダワーニャムさんが警察幹部だったことが縁で入学。「息子として父の魂を受け継げたことは誇り」と、逮捕権も認められる幹部資格を手にし、胸を張った。

 長男の誕生と、父への恩返しを手に臨む場所。初日は小結松鳳山、2日目は豪風との対戦が決まり「楽しみな相手。(調整は)自分の流れできている」と意気込んだ。成績不振を批判する声もあるが、3場所ぶりの賜杯で封じてみせる。

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