蒼国来898日ぶり白星「気が楽に」

 「大相撲名古屋場所3日目」(9日、愛知県体育館)

 大相撲八百長問題をめぐる裁判で解雇無効判決を勝ち取り、14場所ぶりに復帰した蒼国来が初白星を挙げた。大岩戸を左下手投げで崩して寄り切った。11年初場所千秋楽以来、898日ぶりの白星。「勝ちたかった。うれしい。気が楽になったけれど、また引き締めて頑張りたい。だんだん慣れて周りが見えてきた」と、ほっとした表情で手応えを口にした。毎朝60通の応援メールが力になっており、手にした懸賞については「お世話になった方に渡したい」と、感慨深げに話した。

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