琴奨菊&琴欧洲、存在感示す5連勝
「大相撲名古屋場所5日目」(11日、愛知県体育館)
佐渡ケ嶽部屋の2大関がそろって5連勝と、存在感を発揮している。
琴奨菊は豪風に左を差されたが冷静に押し返し、最後は左四つにして寄り切った。「落ち着いていたのが良かった。(小手に)振らなかったのが良かった。しっかり体が反応している」と笑顔ものぞかせた。先場所の千秋楽では、今場所で綱とりに挑む稀勢の里を圧倒して11勝。同じ日本人大関として「いい刺激にしている」と好調につなげている。
琴欧洲は「まだまだ。まだ10日ある」と無傷の5連勝は9場所ぶり。冷静を装いながらも時折、笑顔を見せて上機嫌だ。妙義龍に立ち合いから一気に押し込まれたが、土俵際からの左上手投げで逆転した。「思い切りいきました。勝ち続けているから(体が動く)」。軽やかな足取りで引き揚げた。