「大相撲名古屋場所13日目」(19日、愛知県体育館)
日馬富士がまたも敗れた。立ち合い強く当たって出たが、稀勢の里にはね返された。相手の左おっつけをまともに受け、最後はあびせ倒しで土俵下へ転落した。横綱の最低ノルマである2ケタ勝利も危うくなる5敗目。支度部屋では口を真一文字に結び、時々大きなため息をついた。報道陣の問いかけにも無言だったが、最後にひと言だけ「ま、最後まで頑張ります」と答え、その後で「あー、くそっ!」と絶叫した。残り2日間は琴奨菊、白鵬が相手。2つ負ければ8勝止まりの屈辱的状況が待っている。