白鵬ら復興土俵入り 福島に土俵寄贈へ

 日本相撲協会は5日、一昨年の東日本大震災で被害を受けた福島県内2カ所で、両横綱による復興土俵入りを行った。相馬市には白鵬(宮城野)、南相馬市には日馬富士(伊勢ケ浜)が出向き、関取や幕下以下の力士も参加し、握手会や初っ切りなども実施された。

 白鵬は自身が会長を務める力士会で、福島県内に土俵を寄贈する意向を示した。昨年は津波で流出した岩手県山田町の土俵を再建し、今年は宮城県気仙沼市での土俵新設を発表。「来年は福島で活動したい」と語った。

 不知火型の土俵入りを披露すると、約1300人の観衆から拍手を受けた白鵬。「我慢の連続に負けず、毎日上を向いて笑顔でいてほしい」と被災地を思いやった。9月の秋場所に向け、「一生懸命、いい相撲を取っていきたい」と気持ちを新たにしていた。

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