熱血ヤンキー教師教え子が鳴戸部屋入門
テレビなどで「熱血ヤンキー教師」として有名な三輪光監督(48)が指導する兵庫・飾磨(しかま)工柔道部の藤原大介主将(3年)が、来年春場所で鳴戸部屋から初土俵を踏むことが30日までに明らかになった。
鳴戸親方(元幕内隆の鶴)が29日に同校を訪れ、2人と面会。三輪監督は「柔道で、てっぺんを取ったろと思っとったやろ。違う世界に行っても、その思いを心の隅に抱いて精いっぱいやれ!」と、熱血エールを送った。
同校は今月4日に東京・講道館で行われた「第44回全国高等学校定時制通信制柔道大会」の男子団体で6連覇を達成。柔道部のドキュメンタリーはシリーズ化してテレビ放送されている。それを見た鳴戸親方が昨年9月、監督に電話をかけ同校へ赴いたのがスカウトのきっかけだった。姫路市内で就職が決まっていたが、全国大会で個人優勝。監督は入門を勧めた。突然のことで迷いもあったが、信頼する監督の言葉に入門を決意した。
藤原主将は「親孝行したいと思う。家を建ててあげたい」と口にしている。