把瑠都、涙の引退 横綱なれず悔い
大相撲の元大関で東十両3枚目の把瑠都(28)が11日、引退した。5月の夏場所の稀勢の里戦で痛めた左膝が回復せず、日本相撲協会に引退届を提出。東京・両国国技館で師匠の尾上親方(元小結濱ノ嶋)と会見を開いた。
明るい性格と豪快な相撲で人気を集めた“エストニアの怪人”は「悲しいけれど、ケガが治らないので土俵には立てません」と切り出した。1人横綱時代の白鵬に次期横綱筆頭候補と評された逸材が、度重なる故障に沈んだ。「横綱になれずに優勝は1回…。チャンスはいっぱいあった。すべて私の責任。もっと厳しくやれば良かった」と悔やみ、無念の涙も流した。
年寄名跡を取得しておらず、協会からは去るが「日本に来て9年。お相撲さんになっていいことばかりだった」と、周囲への感謝を繰り返した。今後は実業家の道を進む見込みで「エストニアの“観光大使”として日本で頑張りたい」と意気込んだ。母国から新弟子を送り込む意欲も示し、角界との縁は持ち続ける。
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