三保ケ関親方「定年を祝う会」で熱唱

 大相撲の三保ケ関親方(64)=元大関増位山=が5日、都内で「定年を祝う会」を催した。11月の定年を前に、北の湖理事長(元横綱)、元大関把瑠都のカイド・ホーベルソン氏ら約600人の出席者から祝福を受けた。

 部屋は先場所限りで閉鎖し、今後は増位山太志郎として歌手活動を本格化させる。親方は「無事定年を迎えられました」と周囲に感謝しつつ、「幸い、私には歌がある。歌で皆さんに恩返しできれば、これ以上の幸せはない。三保ケ関は終わりますが、増位山は残ります」と抱負を述べた。

 会では歌手の松居直美、中村美律子らとともに自ら美声を響かせ、代表曲「そんな夕子にほれました」「男の背中」、11月20日発売の新曲「夕子のお店」などを披露。紅白出場を夢に、大関、親方に続く第3の人生へ思いをはせた。

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