元大関魁皇の浅香山親方が独立へ
大相撲で通算1047勝などの歴代最多記録を持つ元大関魁皇の浅香山親方(41)=本名古賀博之、福岡県出身、顔写真=が22日、来年中に友綱部屋から独立し、東京都墨田区内に浅香山部屋を設立することを明らかにした。
既に自分の部屋を持つ意向を師匠の友綱親方(元関脇魁輝)に伝え、墨田区内に用地となる土地を確保した。独立の条件の一つである内弟子もおり、来年の地方場所の宿舎となる建物を探すなど準備を進めてきた。
九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の担当として現地入りしている浅香山親方は「いろいろとご協力を得ながら、少しずつ準備を整えているところだ。もっと弟子を探していかなければならない」と話した。
浅香山親方は貴乃花、若乃花の兄弟横綱や曙らと同期で、1988年春場所初土俵。怪力を生かした右上手投げが得意で、5度の幕内優勝を果たし、2011年名古屋場所中に引退した。幕内での879勝、在位107場所、1444回出場も史上1位。引退後は友綱部屋付きで弟子を指導してきた。