白鵬 5連覇より九州7年連続Vだ
「大相撲九州場所」(11月10日初日、福岡国際センター)
28度目の賜杯を狙う横綱白鵬が28日、大鵬以来2人目となる2度目の5連覇よりも、九州場所での7年連続制覇に興味を示した。
福岡県糟屋郡の宿舎で会見し、元寇(げんこう)・弘安の役でモンゴル帝国の侵攻を退けた鎌倉幕府の鎮西大将軍、北条実政を引き合いに出した。04年初場所、新十両の際につくった紋付きはかまには、北条氏の家紋ミツウロコが刻まれたという。
その後、角界を席巻した横綱朝青龍の一時代を止めたことを挙げた。「モンゴルから来た横綱朝青龍に白鵬が立ちふさがったね。師匠(宮城野親方)も北九州出身。そういう意味でも験がいい」。自身もモンゴル出身横綱であることを、忘れたかのように語った。