白鵬が将来のライバルに遠藤を指名
「大相撲九州場所」(10日初日、福岡国際センター)
横綱白鵬(28)=宮城野=が4日、将来の対抗馬に遠藤を名指しした。北九州市内で開かれたシンポジウムにゲスト参加。トークショーで司会者から若い力士で怖いと思う存在を聞かれ、「まだ、その段階まできている力士はいないかな」としたうえで「遠藤関が伸びてきている。待ってる」と、初土俵から5場所目の若手を指名した。
現在4連覇中の白鵬。九州場所の7連覇を狙う無敵の横綱にとって、今まで対戦してきた中で怖いと感じたのはただ1人。「朝青龍関です。生きて土俵を下りられるのかと思っていました」と打ち明けた。だが、今後は遠藤が2人目の怖い力士になりそうだ。
仕上がりは順調だ。この日は錣山部屋へ今場所初の出稽古。豊真将、青狼を相手に27番の申し合いで全勝した。「あす、あさってくらい、先場所に土をつけられた豪栄道のところに出稽古に行きたい」と足固めに入る。