悔し白鵬「ついたか、つかないか…」
「大相撲九州場所・千秋楽」(24日、福岡国際センター)
日馬富士は横綱相星決戦で白鵬を寄り切って14勝1敗とし、5場所ぶり6度目の優勝を果たした。
さあこれからというときに、審判の手が上がり勝負あった。白鵬は右のかかとが土俵を割っていたことに「何とも言えないね。まあ微妙。ついたか、つかないかなんじゃないの」と苦笑いした。
今場所は大鵬と並ぶ2度目の5連覇、そして九州場所の7連覇がかかっていた。「(日馬富士の)スピードにはついていきましたけど」と動きは悪くはなかったが、記録ラッシュの場所で最後に記録を伸ばせなかったのが残念そう。
北の湖理事長が「しまった、という気持ちはあるでしょう」と代弁したが、白鵬も「蛇の目の砂が分厚かったんじゃないの」と自嘲気味に笑うと、くるりと背中を向けて自分の世界に入っていった。