白鵬 27回Vをまずは30回大台に

 横綱白鵬(28)=宮城野=が、来年の目標に優勝回数を30回目の大台に乗せることを掲げた。

 18日に東京都港区のTBSで、大みそか放送のドキュメント番組「日本人の知らない白鵬」のナレーションを吹き込んだ横綱。ことしは春場所から4連覇で27回まで優勝回数を伸ばした。来年は故大鵬親方が持つ史上最多の優勝32回を超える可能性もある。

 収録後に来年の目標を聞かれると、「何か、逆に伸び伸びできないんじゃないかと、変な思いがありますね。まずは、30回という大きな数字、大台に確実に乗せていきたいと思います」。まずは大鵬の32回、千代の富士の31回に次ぐ史上3人目の大台を目指す。

 今年最後の九州場所は日馬富士が制した。ライバルがいた方が刺激になる。「はじめ良ければすべて良しで、初場所はすごく大事な場所になってきますね」。初場所は全6場所の中で最も少ない2回しか優勝していない場所だが、そこを乗り切れば、歴史を塗り替える年になるかもしれない。

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