鳥取城北・水田目指すは貴乃花親方
「大相撲初場所」(14年1月12日初日、両国国技館)
大相撲初場所の新弟子検査が25日、国技館で行われ、名門・鳥取城北高の主将を務めた水田健斗(17)=熊本県出身、貴乃花部屋、埼玉栄高の主将だった藤原虎太郎(18)=茨城県出身、藤島部屋=ら13人が受検し、全員が身長167センチ、体重67キロ以上の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、初場所初日に合格者が発表される。
センス抜群の新弟子が最強横綱の門をくぐった。水田は検査が終了すると、慣れない着物を羽織りながら「縁みたいなものです。この世界に入るなら貴乃花親方の部屋と決めていた」と、晴れ晴れとした笑みを浮かべた。
小4で相撲を始め、中3の時に初めて貴乃花親方に稽古を見てもらった。「四股がきれいだけど、もう少しこうしたらとアドバイスをいただいた。親方はオーラがあった」。主将を務めた鳥取城北高時代は貴乃花部屋で合宿も経験。今回は幼いころの夢を貫いての入門だ。
左前まわしを取っての押しが得意で、目指すはもちろん貴乃花親方。「まずは序ノ口優勝したい。遠い目標としては横綱」。17歳の挑戦が始まった。